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40代のリアル:築20年超えの家に住んでわかった「 持ち家維持費 」の真実と賢い積立術

持ち家リフォーム

私は20代で家を建て、現在は築24年の持ち家で親と同居しています。20代の頃は「家は一度建てたら終わり!」と信じて疑いませんでしたが、40代になった今、 持ち家維持費 の負担が想像以上にかかる…と痛感しています。

家のローンが終わりホッとしたのも束の間、今度は 持ち家維持費 という名の「新たな支払い」が次々と発生するのが築20年超えのリアルです。特に40代は、子どもの教育費と親の介護費、そして住宅のメンテナンス費という「三大出費」が重なる時期。だからこそ、いかに家の維持に賢く備えるかが、老後の生活を左右します。

この記事では、実際に暮らしてみてわかった、築20年以上の家にかかるお金のリアルな出費と、その対策を紹介します。

目次

💸 築20年超えの家で避けて通れない3つの大規模な維持費用

家の劣化は待ってくれません。さらに、築20年を過ぎると、計画的なメンテナンスだけでなく、突発的なトラブルも増えてきます。


1. 資産価値を維持するための「外壁・屋根のメンテナンス費用」の深堀り

家を守るための「一番の鎧」である外壁屋根は、10年を過ぎると劣化が目立ち始めます。塗料の寿命や防水層の劣化により、ひび割れやカビが発生し、放置すると雨漏りなどの大きな問題に発展します。この費用こそ、家の維持費 の中で最も高額になる傾向があります。

【我が家のリアルな出費と教訓】

築24年目で外壁塗装を行いましたが、約180万円かかりました。しかし、業者によって見積もりに大きな差があり、同じ内容でも150万円の業者と200万円の業者が存在したのです。

【外壁材によるメンテナンスサイクルの違い】

あなたの家がサイディング、モルタル、ALCなど、どの外壁材を使っているかによって、必要なメンテナンスは異なります。

外壁材メンテナンス目安特徴と注意点
窯業系サイディング7~15年日本で最も普及。表面の塗装だけでなく、つなぎ目のシーリングの打ち替えも必要。
モルタル8~15年昔ながらの塗り壁。ひび割れ(クラック)が発生しやすいため、早めの補修が必要。
ALC10~20年軽量気泡コンクリート。耐久性が高いが、目地が多く、シーリングの費用が高くなりがち。

塗料の選び方一つで、次のメンテナンスまでの期間(耐久年数)が大きく変わるため、単に安い業者を選ぶのではなく、耐久性と費用のバランスを見極めることが重要です。なぜなら、費用の約20%を占める足場代は、塗装面積に関わらず発生するため、外壁と屋根の塗装を同時に行うのが最も経済的だからです。

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2. 突然の出費!水回りの交換・リフォーム費用のリアル

キッチン・お風呂・トイレなどの水回り設備は、一般的に20年前後で寿命を迎えます。特に給湯器は10〜15年で交換時期が来るため、ローンの支払いが終わった頃に、これらの交換ラッシュが始まるケースが多いです。

これらの修理は「急に」必要になるため、家計の負担が非常に大きいのが特徴です。

設備寿命目安費用リアル(我が家・相場)
給湯器10〜15年突然故障!→ 約25万円
トイレ20年水漏れや故障→交換で10万円〜30万円(我が家は床修繕含め18万円)
浴室20〜30年ユニットバス交換→100万円以上

故障の予兆(異音、変色、水圧低下)を見逃さず、計画的に予算を組んでおかなければ、生活が一気に立ち行かなくなります。水回りのリフォームは、同時に行うことで割引が適用されるケースもあるため、まとめて検討するのが賢明です。

3. 親との同居で考えるべき出費:「バリアフリー化」と補助金の活用

親御さんとの同居を続けている場合、親の足腰が弱くなるにつれて、バリアフリー化が必要になります。この費用も、 賢く管理すべき家の維持費 として重要な要素です。

【必要な改修と費用目安】

  • 手すり設置(階段・浴室): 数万円〜15万円
  • 段差解消: 10万円〜30万円
  • 浴室リフォーム(滑りにくい床材へ): 100万円以上

【介護保険を賢く使う具体的なステップ】 バリアフリー化の一部は、介護保険の補助金(住宅改修費)の対象となります。

  1. 要介護認定の申請: まずはお住まいの自治体や地域包括支援センターに相談し、親御さんが「要支援」または「要介護」の認定を受ける必要があります。
  2. ケアマネジャーに相談: 認定後、担当のケアマネジャーに改修したい箇所を相談し、理由書を作成してもらいます。
  3. 事前申請: 改修工事を始める前に、必ず自治体に事前申請を行う必要があります。事後に申請しても補助金は出ません。
  4. 工事の実施と支払い: 工事を行い、費用を全額支払います。
  5. 事後申請: 領収書や写真などの必要書類を提出し、補助金(原則20万円まで、自己負担1〜3割を除く)を受け取ります。

この手順を知っているかどうかで、 結果としてバリアフリー化の費用負担が大きく変わります。

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💰 築古の家計を救う「計画的な積立」の具体的な方法

家の維持費で最も怖いのは、突発的な大きな出費です。40代の私たちが今すぐ始めるべきは、「修繕費の積立」と「リスクへの備え」です

1. 毎月の「修繕積立金」の目標額設定

マンションと違い、一戸建てには強制的な修繕積立金がありません。そのため、自分で計画的にお金を積み立てる必要があります。

家の一生(約50年間)で必ず発生する大きな出費を逆算すると、具体的には、年間約30万円、つまり毎月25,000円を「持ち家維持費」として専用の口座に積み立てるのが、突発的な出費に慌てないための現実的な目標となります。

メンテナンス項目費用目安実施サイクル目安1年あたりの積立目安
外壁塗装・屋根180万円15年に一度120,000円/年
給湯器交換30万円10年に一度30,000円/年
水回り設備交換300万円25年に一度120,000円/年
合計約290,000円/年

関連記事:築20年 以上の家は危険信号?高額な修繕費を避けるための徹底セルフチェック&賢い対策ガイド

2. リスクに備える「火災保険」の見直しと選び方

計画的な積立と並行して、予期せぬトラブルに備える「保険」も 家の維持費 の一部です。その中でも、特に築20年以上の家は、給排水管の劣化による水漏れリスクが高いため、保険の見直しが必須です。

【チェックすべき特約】

  • 「水濡れ損害」特約: 上の階からの水漏れだけでなく、給排水管の故障による損害もカバーする特約があるか確認しましょう。
  • 「水災」特約: 台風などによる床上浸水や土砂崩れによる損害をカバーします。

火災保険は加入して終わりではありません。築年数とともにリスクも変化します。今の家の状況と必要な補償額を、一度専門家に見てもらうことをおすすめします。

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火災保険は、築年数や地域によって最適なプランが異なります。給排水管の補償を強化しつつ、保険料を抑えたい方は、複数の保険会社を比較できるサービスを利用しましょう。

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関連記事:火災保険・地震保険を見直して節約!知らないと損する補償内容と使い方の実例

✨ 40代からの 持ち家維持 は「早めの情報収集と準備」がカギ

家は買って終わりじゃなくて、むしろ、ずっとメンテナンスしながら住み続けるものなんだと40代になって痛感しています。

  • 築20年を過ぎたら、毎月25,000円の修繕費積立を今日から始める。
  • 外壁塗装や水回り交換は、急な出費になる前に相場比較から始める。
  • 火災保険を見直し、給排水管の故障など予期せぬリスクに備える。

このブログ記事で解説した 持ち家維持費 の真実が、あなたの不安を解消し、計画的な家計づくりに役立つことを願っています。

まずは、費用が不透明なリフォームの相場を把握し、今後の計画を立てることから始めましょう。

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この記事を書いた人

「40代からの暮らしの整え帖」へようこそ。
40代・独身、親と同居しながら築24年の持ち家で暮らしています。20代で家を建て、気づけばローンと家の老朽化、そして親の老いと向き合う日々。
このブログでは、そんな私の暮らしの中で感じたこと、住まいの悩み、ちょっとした工夫やリフォームの実体験を発信しています。

同じような境遇の方が「自分だけじゃない」と感じられるような、リアルな暮らしのヒントをお届けできたら嬉しいです。

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