毎月のスマホ代やネット代、「なんだか高いな…」と感じていませんか?「格安SIMにしたけど、思ったほど安くならなかった」「家のネット回線が高くて、どうにかしたい」といった悩みは、誰もが一度は抱える問題です。
この記事では、通信費を月1万円以上節約するための、本当に効果のある裏技を、通信の専門家がわかりやすく解説します。難しい話は抜きにして、なぜ高くなるのか、そしてどうすれば安くなるのかを具体的な手順で説明します。この機会に、家計をスッキリさせましょう。
なぜあなたの通信費は高い?3つの意外な理由
家計のムダをなくすには、まず何が原因でお金がかかっているのかを知ることが大切です。この3つの理由に当てはまらないか、チェックしてみてください。
1. 大手キャリアの「複雑な」料金プラン
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアの料金プランは、最新スマホの割引や家族割引など、たくさんの条件が絡み合っていて、とても複雑です。一見お得そうに見えますが、データ通信量をあまり使わない人や、特定の割引条件を満たせない人にとっては、結局は割高になってしまっていることが多いです。
2. スマホと家のネット回線を「バラバラ」に契約している
スマホと家のネット回線を別々の会社で契約していませんか?実は、同じグループの会社で契約すると、「セット割引」が適用され、料金が大きく安くなります。この割引を使わないと、年間で数万円も損をしている可能性があるのです。
3. 「なんとなく」契約している有料オプション
契約したときに勧められた「端末の保証サービス」や「セキュリティオプション」など、月々数百円のサービスをそのままにしていませんか?一つひとつは安くても、何年も払い続けると、気づけば大きなムダな出費になっています。
通信費を1万円以上減らす!3つの簡単なステップ
上記の原因をふまえ、今日からできる具体的な節約方法を3つのステップで紹介します。
ステップ1:大手キャリアから**お得なプラン**に乗り換える
通信費を大きく下げるには、スマホの契約を見直すのが一番効果的です。大手キャリアには、**オンライン専用プラン**というお得な選択肢があります。また、通信会社を借りてサービスを提供する**格安SIM**もおすすめです。
以下の表で、それぞれの特徴を比べてみましょう。
サービス名 | 代表的な料金プラン | 月額料金(税込) | データ容量 | 通話料(国内) |
---|---|---|---|---|
ahamo | ワンプラン | 2,970円 | 30GB | 5分以内無料、超過分は22円/30秒 |
povo2.0 | 必要な時に購入 | 0円〜 | トッピング制 | 22円/30秒(5分かけ放題550円/月) |
LINEMO | ベストプランV | 2,970円 | 30GB | 5分以内無料、超過分は22円/30秒 |
楽天モバイル | Rakuten最強プラン | 1,078円〜3,278円 | 〜3GB、〜20GB、20GB以上(無制限) | 専用アプリで無料、アプリ外は22円/30秒 |
IIJmio | ギガプラン | 850円〜 | 2GB、5GB、10GB、15GB、20GB | 22円/30秒(通話オプションあり) |
UQモバイル | コミコミ/トクトク/ミニミニ | 2,178円〜3,278円 | 4GB〜20GB | 22円/30秒(通話オプションあり) |
※上記は2025年9月時点の主なプランを抜粋したものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
💡ポイント:
- ahamoやLINEMOは、通信が安定していて、データ量もたっぷり使えます。
- povo2.0は、必要なときだけデータ量を買う方式なので、使う月に合わせて料金を調整したい人にぴったりです。
- 楽天モバイルは、たくさんデータを使う人でも月3,278円(税込)と破格の安さです。
乗り換えの具体的な手順は、各キャリアの公式サイトで詳しく解説されています。例えば、楽天モバイルへの乗り換えはこちらのページを参考に進めてみましょう。
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ステップ2:スマホと家のネット回線を**セットでまとめる**
スマホと家のネット回線を同じ会社で契約し直すと、**「セット割引」**が使えます。たとえば、auのスマホを使っているなら「auひかり」など、家族全員のスマホ代が安くなることも珍しくありません。
- 組み合わせ例
- au/UQモバイル + auひかり
- ソフトバンク/ワイモバイル + ソフトバンク光
- ドコモ + ドコモ光
ステップ3:**使わないオプション**をすべて解約する
スマホの契約内容を一度確認して、使っていないオプションサービスは今すぐ解約しましょう。これだけで、毎月数百円〜数千円の節約につながります。
- 解約すべきオプションの例
- 使っていない端末保証
- 無料期間が終わった音楽・動画サービス
- 利用していないセキュリティソフト
格安スマホを使っている人でもできる、もっとお得な3つの裏技
すでに格安スマホを使っている人でも、さらに通信費を下げられる方法があります。
1. 「デュアルSIM」で通信プランを使い倒す
ほとんどのスマホは、物理SIMとeSIMを組み合わせて2つの通信サービスを同時に使えます。これを利用して、データ通信は楽天モバイルで無制限に、通話はIIJmioなど別の会社の安いプランで済ませる、といった使い分けが可能です。それぞれの「いいとこ取り」をすることで、トータルコストを大幅に下げられます。
2. 「通信費」ではなく「経済圏」で考える
スマホ代だけでなく、ポイント還元を含めた総合的なコストで考えましょう。普段から楽天市場を使うなら楽天モバイル、PayPayを使うならワイモバイルやLINEMOに合わせることで、通信費以上にポイントが貯まり、結果的にお得になります。
3. 「中古スマホ」と「下取り」をフル活用
格安スマホの料金プランは安くても、端末を新しく買うと高額になりがちです。2〜3世代前のiPhoneやAndroidスマホは、状態の良い中古品が安価で手に入ります。新しいスマホを買うときは、古いスマホを下取りに出して費用を抑えるのも賢い方法です。
実際にどれくらい安くなる?節約シミュレーション
これらのステップを試すと、どれくらい料金が変わるのか見てみましょう。
【今の料金】
- 大手キャリアスマホ(7GB):8,000円
- 光回線(戸建て):5,500円
- 有料オプション:500円
- 合計:14,000円/月
【見直し後の料金】
- 楽天モバイル(データ無制限):3,278円
- 楽天ひかり(セット割適用):4,180円
- 合計:7,458円/月
この例では、月々約6,500円、年間で約78,000円も安くなります。家族みんなで乗り換えれば、月1万円以上の節約も夢ではありません。
この節約で生まれたお金は、将来の貯金や、住宅ローンなどの見直しにも使えます。 住宅ローン借り換えの全知識|メリット・デメリットから手続きまで徹底解説もぜひ参考にしてください。
まとめ|**スマホ代**は「見直すだけ」で大きく変わる
通信費は、一度契約するとそのままにしがちです。
- 高い大手キャリアから、オンラインプランや格安SIMへ乗り換え
- スマホと家のネットをセットにして割引を適用
- 不要な有料オプションを解約
これらの簡単なステップを実行するだけで、家計に大きな余裕が生まれます。今日からできることばかりなので、ぜひ試してみてください。